デジタルカメラが普及して1枚あたりにかかるコストがほぼ0となった今、皆さんは増え続ける写真をどのように管理されていますか?Macユーザである私は最初は無料のiPhotoを使っていましたが、もっとRAW現像をしてみたいと思ってApertureを購入しました。今回は、さらにLightroomを導入してみたというお話です。
ApertureはiPhotoよりも細かい現像処理が可能であり、本気で写真をやろうという方にぜひおすすめしたいソフトです。また私は毎年その年に撮影した写真を集めてフォトブックを作成しているのですが、ApertureではiPhotoよりも質の高いフォトブックが作れるので重宝しています。しかし、先日(といっても数ヶ月前の話ですが)、AppleがApertureの開発を停止するというニュースが有りました。私の個人的な予想ですが、これはAppleが写真の管理現像ソフトから撤退するという意味ではなく、PagesやNumbersなどと同様にソフトを無料化する施策の一環ではないかと考えています。
しかしながら、現像処理のしやすさに定評があるLightroomを使ってみたいという思いは以前からあったため、この機会に試してみることにしました。
Lightroomの入手方法
現時点で、Lightroomを使用する方法は主に2つあります。1つ目は、パッケージ版を購入する、2つ目は、Adobe Creative Cloudのフォトグラフィプランに加入する、です。違いを見て行きましょう。
Lightroom 製品版を購入する
製品版は、従来の有償ソフトウェアと同様に、お金を払ってソフトウェアの使用ライセンスを購入するものです。DVDディスクの形で購入する方法と、ダウンロードする方法の2通りがあります。ライセンスの種類(後述)によっていろいろありますが10000円から15000円といったところでしょうか。
- メリット
- 一度お金を払えば、半永久的に使用できる
- デメリット
- 初期投資額が大きい
- 新しいバージョンのLightroomが発売された場合、新たにライセンスを購入しなくては最新版のLightroomを使えない(もちろん購入した旧バージョンは使用し続けられます)
Adobe Creative Cloudフォトグラフィプランに加入する
Adobe Creative Cloudフォトグラフィプランとは、Adobe社に月々一定の金額(現在は980円)を支払うことで、その月にLightroomを使用するライセンスを取得できるというものです。このライセンスではPhotoshopも利用できますが、逆にLightroomのみのライセンスはありません。
- メリット
- 初期投資額が少なくてすむ
- 常に最新バージョンのLightroomを使用することができる
- より細かい画像処理が可能なPhotoshopを使用することができる
- デメリット
- 解約時にキャンセル手数料が必要となる
- 一定期間以上(大体1年以上)利用するとパッケージ版を購入するより出費がかさむ
結論:製品版にします
ポイントは、「Photoshopを使いたいか」と、「常に最新バージョンを使いたいか」にあると思います。私はすでにPhotoshopを持っており、Lightroomも最新版にはこだわりません。また、製品版10ヶ月使えばフォトグラフィプランに加入するより安くなるということで、ここはライセンス買い切りの製品版を選ぶことにしました。
次回はApertureからLightroomへのデータの移行について書きたいと思います。
(追記)
続き書きました。
(追記ここまで)