クオリティーに大満足!Flickrでウォールアート(写真パネル)を作成してみた

Yahooに買収されて以来、Flickrは大きく変化し続けています。Appleのフォトストリーム、GoogleのGoogle+ photo、はたまたDropboxなど写真を保存できるクラウドサービスは数多あれど、Flickrは明らかに本格的に写真を楽しむ層をターゲットにしていて、他サービスとの差別化を図っています。無料で1TBのストレージ容量というのは明らかに1枚1枚のファイルサイズの大きい一眼レフ使用者を囲い込みに来ていますし、最近のCamera rollやMac用のアップロードアプリの公開なども、大量の写真を管理しなければいけない写真愛好家を狙い撃ちしてきている感が強く、好感が持てます。

FlickrにCamera Rollという新しい機能が追加されています

2015.02.16

そんな中でFlickrが次に力を入れようとしているのはCreationであることは明白です。ここから、ウォールアートという一枚のパネルの印刷、およびフォトブックの作成ができるようになっています。デジタルデータを管理するだけでなく、それを具現化し、見て触って楽しめるものを作成する。1TBストレージの施策でユーザの大切なデジタル写真を集めた上で、Flickrはこの領域に足を踏み入れようとしているのです。ただ始めただけではありません。Flickrは半額セールを頻繁に行っていて、一度クラウドに上げた写真を具体的なモノとして手元に取り寄せるというユーザ体験を積極的に浸透させようとしています。

今回は、バレンタインデーの半額セールを利用してウォールアートを作成したのでその結果について書いてみようと思います。

Creationsからwall art を発注する

作成は非常に簡単。Flickrにログインして、”You”から”Creations”を選びます。

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次にWall artからCreate newを選びます。今回はPhoto Mountというタイプを選びました。図で分かるようにCanvas Wrapは側面にまで写真が折り込まれているもので、Photo Mountは側面が黒く塗りつぶされています。詳細はこちら。今回は子供の写真をパネルにしたかったので、耐久性が高そうなPhoto Mountを選びました。値段はPhoto Mountのほうが少し高いようです。後で値段を比べながら変更できますのでまずは適当に選んでもよいでしょう。

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すると下図のようなウィンドウが開きますので写真を選びます。Uploadを選択すればその場でアップロードすることもできます。面白いのはCureated Collectionsです。ここには自分が撮影した写真以外の写真が集められています。お気に入りの素敵な一枚を選んでウォールアートを作成することもできるのです。

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選んだ写真をについて、ウォールアートの紙質やレイアウト、サイズを決めます。写真のトリミングや縦横の変更もここで可能です。紙質はPremium Lustre, Glossy, Matteの3種類から選べます(Photo Mountの場合)。Glossyは光沢感のある紙質、Matteはつや消しのマット地ですね。Premium Lustreは両者の良い所取りをしたもので、光沢がありながらも指紋がつきにくい紙ということでしたので、今回はPremium Lustreを選択しました。紙質による値段の違いはありません。

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Change Sizeを選ぶとサイズを変更することができます。インチ表示なので分かりにくいですが、人の図と一緒に出てくるのでイメージしやすいかと思います。ちなみにこの人は6フィート(約183cm)です。話はそれますがアメリカのフィートとかインチとかマイルとかポンドとかガロンとかほんと嫌になりますよね…。10進法ですらないので覚える気が失せます。

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今回は16’’ x 20’’を選択しました。私が購入した時はバレンタインデーのセールでどれでも半額でしたが、記事執筆時点(2015年3月4日)もこのサイズだけセール中のようですね。ちなみにこのサイズのPhoto Mount、定価は99ドルのようです。全部終わったらCheck Outをクリックします。日本への配送もやっているようですが10−14日かかるStandardコースでも配送料が45.99ドルもかかるみたいですね…。これはちょっと現実的でないかなー。私は今アメリカ国内に住んでいるので配送料は12.99ドル(セールだったのでその半額)ですみました。Flickrは日本語にも対応していないし、ちょっと国際化が追い付いていない感がありますね。

印刷のクオリティー、パネルの質感ともに大満足

配送に10−14日かかるStandardコースで発注しましたが、2日後には配送され、その2日後に手元に届きました。わくわくしながら開けてみましたが、印刷のクオリティーは高く、パネルの質感も良かったので非常に満足しています。これまでにAppleのApetureでフォトブックを作成したことがあるのですが、日本から発注した時にはとてもクオリティーの高いものが得られたのに、アメリカで発注した時は大変残念な(解像度の低い)印刷だったので返品した経験があるので、今回も心配していたのですが、大変きれいなものでした。Premium Lustreの紙質も悪くありませんが、あまり触らない前提でGlossyにしても良かったかもと思いました。

まとめ

冒頭で述べたように、Flickrは今後このウォールアート作成やフォトブック作成でのマネタイズを狙ってきているようです。つい2週間前に半額セールをやっていたのにもう次のセールをやっていることからも力の入れようが伝わってきます。

写真がほぼデジタル化している現在、手に触れる形で写真を手元に残すこと自体は少なくなってきています。しかしながら、具体的なモノとして残しておくことでしか体験できない何かが写真にはきっとあると私は思います。生後間もない子供が夜泣きしてぐずっても、彼女が最高の笑顔で写っているウォールアートを見るとなんだか癒やされるのです。そんなときにFlickrのカメラロールを漁るのはナンセンスでしょう?

とはいえ、手軽に楽しむにはまだ少し価格が高すぎます。半額セールの価格くらいが気軽に注文できるぎりぎりの価格ではないでしょうか。また、各国の業者と提携して国内での印刷と配送を可能にしていくことも必要です。デジタル全盛の現代にあって、今Flickrがやろうとしていることは時代に逆行するようでもありますが、それでもこのような写真の楽しみ方があるよと啓蒙していくことで、きっと市場は広がっていくはずです。