LightroomのブックモジュールがイマイチなのでBlurbに直接フォトブックを注文してみた!

久しぶりの更新になってしまいました。理由は2つあって、そのうち1つは仕事がとんでもなく忙しくなってしまったことです。それでも少しは時間があったのですが、その時間は全てフォトブックの作成に当てていたのです。今回はその顛末について書くとともに、Blurbという印刷会社でのフォトブック作成についてまとめておきたいと思います。これ、結構よかったので日本からの発注もおすすめですよ(為替によりますが)!

フォトブック作成は年に一度のお楽しみ

これまでにも何度か書いたことがあったと思いますが、私は毎年その年に撮影した写真をまとめたフォトブックを作成して妻にプレゼントしています。これ、毎年の写真の振り返りと反省にも役立ちますし、何より喜んでもらえて大変嬉しいものです。(私の写真/カメラの趣味に対する妻の理解を得ておくためにも大変効果的です。普段「カネがかかる」とか「防湿庫が邪魔」とか「家族旅行で大きい一眼レフを振り回されて恥ずかしい」という言葉に苦しんでいる方は試してみる価値有りですよ!)

これまでは大体年末に作成してクリスマスにプレゼントすることが多かったのですが、去年は年末に第一子が誕生したため、非常に忙しくなってしまい、フォトブックを作成する余裕が全くありませんでした。ずるずると後回しにしてしまい、ようやく2014年分を作ろうと重い腰を上げ、2014年の写真を見返して選別し始めたのが2015年7月のこと。

これまではiPhoto→Apertureを利用していた

最初のフォトブックは、Macに無料で付属していたApple社製のiPhotoを使用して作成しました。これは初心者向けとしては非常によく出来ていて使いやすかったです。印刷会社を自分で選ぶことはできないのですが、印刷の品質も悪くない感じでした。

しかし、レイアウトの自由度などに多少不満があったこと、同じくApple社製ですが有料アプリのApertureを購入したことで、2年目以降はApertureを利用してフォトブックを作成していました。アメリカで印刷を発注したら非常に印刷のクオリティーが低い(ドットが目立つ)ものが届いてしまい、一度返品して日本のアカウントから実家に届くように発注し直したのもいい思い出です。アメリカAppleの印刷クオリティーが全て低いというよりは、たまたま当たった下請けの会社のレベルが低かったものと理解していますが(日本のアカウントで発注したからといって国内で印刷されるわけではなく、海外から送られてくるので)、ちょっと不信感を抱くきっかけとなってしまったのも事実です。

そこにきて、Apple社のApertureの開発中止のニュースです。アップデートがされなくなるだけでなく、OSを最新版にアップデートした段階で起動することすらできなくなってしまい、数千円を払って購入したアプリが全く使えなくなってしまったのです。これが決め手となってLightroomへと移行しました。この辺の事情は下の記事に書きました。

さらばAperture! 3万枚の写真をLightroom 5に移動することにしたのでまとめ

2015.03.16

そんなおり、ひょんなことからLightroomのフォトグラフィプランに加入し、写真管理と現像はLightroomに完全移行することとなりましたので、これはLightroomでフォトブックを作ってみなければならないということで、早速ブックモジュールを起動したのです。

いざLightroomでのフォトブック作成を試みたが…。

ブックモジュールは、Lightroomの右上の「ブック」というボタンをクリックすれば起動します(下図参照)。

BookModule

LightroomはBlurbというアメリカの印刷会社と提携していて、Lightroomからシームレスにフォトブックを作成し、発注ができるというシステムになっているようです。アメリカの会社ですので「Blurbは現在の言語をサポートしていません」というエラーが出ますが、一応ここから作成と発注が可能なようです。

しかし、しかしです。はっきりいうとLightroomのブックモジュールは(私の用途には)使い物になりません。写真の自由なレイアウトができないのです。予め定められたレイアウトパターン(しかもダサい)から選択して、そこに写真を流し込んでいくだけです。いろいろ調べては見たのですが、同様の不満を抱えている人は非常に多いようで、どうも使いづらい。

Lightroomと一体化しているおかげで、その場で現像モジュールに移動して現像しなおせばそれがそのままフォトブックに反映されるのは大変魅力的です。また、1ページに1枚の写真を大きく掲載するようなタイプのフォトブックを作成するのには向いているのかもしれません。しかし私のように家族写真をメインとして旅行や日常の思い出の写真を1ページに数枚ずつレイアウトするようなタイプのフォトブックには向いていないと思います。早急なアップデートが望まれますが、Lightroom4とかの時代からずーーーっとこのままなそうなのであまり期待できません。

Blurb謹製BookWrightの使用方法

しかしApertureでの印刷で一度痛い目を見た経験がある私です。Lightroomでの作成を辞めたからといって、アメリカではどこに発注をすればいいのか、どこの印刷会社が良いのかが分かりません。

いろいろ調べてみると、Blurbという会社自体は、印刷のクオリティーも悪くないうえに(Lightroomのブックモジュールからの発注を一手に担っているのですからそれなりのクオリティーは担保されているはずですし)、ページを追加する際の増額が小さく、ページ数の多いフォトブックを比較的安価で作成するのに非常に向いているという評判です。日本への送料がかかるので円安が進んだ2015年現在ではあまり盛んでないのかもしれませんが、円高のときには国際発送料を含めてもまだ安いということで、日本からの発注も結構多かったようです。

そこで、せっかくアメリカにいて送料が安いのだからということで、このBlurbに発注してみることにしました。ただし、Lightroomを使わずに、です。

実はBlurbは、自社製のフォトブック作成アプリBookWrightを公開しているのです。WindowsおよびMacで使用可能のフリーウェアです。

BookWright

Blurbのホームページより転載。ダウンロードもこちらから。

使ってみると結構使いやすく、写真の自由なレイアウトも可能です。自分で1ページに好きなだけ好きなサイズと縦横比で写真をレイアウトできます。簡単に使い方をまとめておきましょう。

写真のインポート

まずはBookWrightを立ち上げ、フォトブックを新規作成します。”Start a New Book”ボタンをクリックしましょう。

BookWright1

次に、フォトブックのサイズを選択します。左が写真品質ですのでフォトブックなら左側から選ぶと良いでしょう。私はLarge Landscapeを選択しました。大きいのは正義です。

BookWright2

Nextを押すとカバーと紙質の選択肢について説明があります。

BookWright3

最初のフォーマットタイプは表紙を付ける(Dust Jacket)かハードカバーに直接印刷するか(ImageWrap)で、その他EbookやPDFも選べます。Blurbに発注しなくてもPDF形式で無料で簡単に作れるのはいいですね。

2項目が紙質で、通常の紙なら440ページまで、写真用紙なら240ページまで、最小はいずれの場合も20ページだということが分かります。フォトブックで240ページまで作れるというのは結構珍しいのではないでしょうか?少なくともApertureの時はできなかったと思います。

GSMというのはgram per square meter, つまり1平方メートルあたり何グラムの紙かということで、大きいほど分厚くなります。今回はProLine Pearl Photoを選びました。一つだけGSMがダントツで大きく、コシがあって上質な紙だと期待されます。…と思ったのですが、今ホームページを見てみたらこれは2190 GSMではなくて190 GSMの間違いですね。いずれにしても他の紙より分厚いようです。またPearl photoは「Premium Lustreよりもさらに少し光沢があり重い紙」ということです。要するに「いっちゃんいいやつ」です。

さてこれでフォトブックの名前を付ければ、いよいよメインの画面が開きます。上を見るとPhotoというタブが有りますので(下図①)これをクリックし、下のAdd Photos(下図②)をクリックしてください。出てくるダイアログで写真の入っているディレクトリを選択してOKすれば写真が全てインポートされます。予めLightroomなりなんなりで写真を選択して、専用のディレクトリに書きだしておくと良いでしょう。もちろん、インポートした写真を全て使わなければいけないわけではないので、迷ったらインポートしておくぐらいでOKです。レイアウトしているうちに色のバランスなどの関係で他の写真が欲しくなる場合も多々あるので、気に入っている写真は全て取り込んでしまいましょう。

PhotoImport

レイアウト

写真がインポートできたら次はレイアウトです。240ページまでということを念頭に(それでも十分すぎですが)、写真をレイアウトしていきましょう。レイアウトの仕方には大きく2種類あって、1つは既存のレイアウトを使う方法です。

まずは左ペインからページを選択し(下図①)、右ペインの上部からLayoutsタブを選択(同②)、直下に現れるレイアウトのパターンから好きなモノを選んで、下のページ部分にドラッグアンドドロップします。するとこのレイアウトの枠組みが反映されるので、タブからPhotosを選択して、前項でインポートした写真をドラッグアンドドロップしていきましょう。

PhotoLayout

レイアウトには薄いグレーと濃いグレーの四角が書いてありますが、濃いグレーの枠はテキストボックスです。注釈やメッセージを書くときには濃いグレーの枠が付いているレイアウトを、写真だけのページを作成したい時には薄いグレーの枠のみのレイアウトを選びましょう。

写真をレイアウトするもう1つの方法は、自分で好きに写真をレイアウトする方法です。このやり方はさらに2つに分類できて、Photosタブを選択後写真を直接ページにドラッグアンドドロップするか、レイアウトタブから写真のレイアウト枠を作成して好きなサイズの枠をページに作成することができます(下図参照)。前者の場合は後から写真のサイズと場所を変えることができますし、後者の場合はそのレイアウト枠にPhotosタブから写真をドラッグアンドドロップすればOKです。

LayoutBox

写真の拡大・縮小

ページ内に配置した写真をクリックすると Image Toolsが出現します(下図①)。Fill to frameをクリックするとレイアウト枠にフィットするように写真を拡大してくれますが、ズーム倍率をマニュアルで決定することもできます(下図②)。ズームしたあとで写真部分をドラッグすれば、枠内で写真を移動し、望みの部位を中央に持ってくることができます。

PhotoZoom

レビュー・オーダー

この調子でどんどんページに写真を配置していきましょう。ページが足りなくなったら左ペイン上部の+ボタンをクリックすればページを追加できます。完成したらウインドウ右上のReviewボタンを押すと問題があるページがリストとなって出てきます。特に写真を拡大しすぎてしまったり解像度の足りない写真を使用していたりするとアラートが出るようです。アラートをチェックしたらPreviewボタンをクリックすると完成レイアウトが出てきますので全ページチェックしましょう。チェックはしすぎてもし過ぎることはありません。何度もチェックして満足したらUploadボタンを押すとBlurbのサーバーにアップロードが開始します。

Icons

気になるお値段は?またしてもクーポンに背中を押された!

さて実は70%くらいまで作った状態で一度頓挫してしまっていたのですが、Blurbから「今から5日間40%OFF!上限なし!」というメールが来て、大慌てで完成させました(笑)。Lightroomのときといい、最近クーポンに背中を押される事が多いですね。まんまと踊らされている気もしますが、かなり値引きされたのでよかったです。

気になるお値段ですが、Large Landscape, ProLine Peal Photoで20ページで74.99ドル(2015年9月26日現在の為替で約9,000円)。これ自体はちょっと高めですが、2ページ(1枚)追加した時の追加料金は1.3ドルです。これはかなり良心的ではないでしょうか。値段はこちらのページで計算できるので興味のある方は試してみてください。送料が別ですが、送料はこちらのページから計算できます。日本へは22.99ドル(約2760円)からのようです。冒頭でも書きましたが、ページ数が多い時には一考の価値有りです。また冊数が多くなると割引が効きますし送料はあまり上がらないのでお得です。

フォトブックが到着し次第印刷のクオリティーなどレビューしていきたいと思います。それでは、今日もCapture the MOMENT!