ボストンのフランクリン公園動物園で動物を撮ってきた!

皆さんこんにちは!今まではっきりとは書いていなかったのですが、現在私はアメリカのマサチューセッツ州に住んでいます。

先日家族とボストンのフランクリン公園動物園に行ってきたので、この記事ではその時の写真などをご紹介させていただこうと思います。

フランクリン公園動物園はこんなところにある!

ボストンにはFranklin park zooとStone zooという2つの動物園があるのですが、今回行ったのはそのうち大きい方、Franklin park zooです。ボストンの中心地からは南西に位置しています(下の地図の赤枠)。

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さてこのフランクリン公園動物園、青の楕円で示したジャマイカプレイン、ロクスベリー、ドーチェスターという3つの街に囲まれているのがお分かりでしょうか。実はこれら、治安の比較的良いと言われるボストンの中で「危険」と呼ばれる3つの街なのです。2015年現在ではかなり落ち着いてきているようですが、10年位前までは犯罪率が高く、年に数回は殺人事件が起きているような街だったそうです。観光ガイドブックなどを見ても、観光客が行くことは推奨されていないようなエリアです。

とはいえ、現在では治安はかなり改善されているという噂。日中に大通りを車で通過するならまず安全だろうと判断して車で向かいました。

フランクリン公園動物園に到着

かなりビビりながら運転しましたが、結果的には何も問題ありませんでした。さすがに日中から恐ろしい方たちが縄張り争いを繰り広げているなんてことはないですよね。まあどんなところを訪れるにしても、住民への配慮を忘れてはいけません。

さてフランクリン公園動物園の地図は下のようになっています。冬場は10時開園で11時過ぎに到着しましたが、入口前の駐車場はすでにいっぱいになっていました。入り口を通り過ぎた奥の駐車場はまだ余裕がありました(無料でした)。基本的にはいつ行っても止められないということは無いのではないでしょうか。

奥の駐車場から入り口までは歩いて7~8分位の距離なので特に苦ではありませんでしたがどうしても入口近くの駐車場が良い方は開園前に到着しておくことをオススメします。

ZooMap

公式ページより引用の上日本語で注釈を挿入)

さて大人一人19.95ドルというなかなかの高額入場料を支払って中に入ると、かなりだだっ広い敷地が広がっています。多くの日本の動物園では狭い敷地内に檻が所狭しと並べられていて効率的に見て回ることができますが、ここでは動物と動物の間がかなり空いていて、歩く距離は必然的に長くなります。

その代わり動物は広々とした柵の中で自由に動き回っていて、一部を除くとストレスもあまり感じていないように見えました(人間のエゴかもしれませんが)。

動物の写真

それでは撮影した写真を。いつものようにクリックでFlickrに飛んで大きな写真を見ることができます。

シマウマはおとなしくて撮りやすい。

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EOS X5 + EF-S 55-250mm F4-5.6 IS (250mm, F5.6, 1/4000s, ISO 1600)

まず最初に出迎えてくれたのはシマウマの群れです。シマウマは4〜5頭の群れで固まっていました。動きも遅かったのでたいへん撮りやすい被写体です。何と言っても白黒のコントラストがあるのでピントを合わせやすい(笑)

このような広々した動物園で動物を撮る場合、どうしても焦点距離が伸びてしまいますので手ブレを抑えることが大切です。使用したEF-S 55-250mmの望遠端での開放F値は5.6ですので、Avモードで絞りを開放に設定、ISO感度も1600に固定して最速のシャッタースピードが稼げるようにしました。ここでは1/4000で撮っていますのでシャープに写し止めることができました。

ダチョウは素早いので注意が必要。向きにも注意。

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EOS X5 + EF-S 55-250mm F4-5.6 IS (250mm, F5.6, 1/1600s, ISO 1600)

次に出迎えてくれたのはダチョウ。こいつは1羽で走り回っていました。このようなすばしっこい動物はいちいち顔でピントを合わせていたら間に合わないので体で測距するようにしましょう。望遠・長距離・絞り開放とボケやすい条件が揃ってはいますが、被写界深度は結構あるものなので、ダチョウの体くらいはすっぽり入ってしまいます。この辺の感覚は下の記事に示したグラフをご覧頂けるとわかりやすいかと思います。

わかりにくい被写界深度と絞り値・焦点距離・被写体距離の関係性をグラフにしてみた!

2015.06.04

下が白く飛んでいるのは柵をぼかしたからです。トリミングするべきでしたがこれ以上脚を切るのも可哀想なのでこのままで。本当は全体を写すべきシーンでした。反省。

ヌーは体表の質感を大切に

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EOS X5 + EF-S 55-250mm F4-5.6 IS (250mm, F5.6, 1/1000s, ISO 100)

このヌーを見た時、黒というよりは銀色に輝く体表の質感が大変美しいと思いました。その質感を大切に写せるよう、ISOを100にして撮影しました。

動きは遅いので撮影は簡単なのですが、よい向きになるのにしばらく待たなければならなかったので良し悪しですね(笑)

遠くのホワイトタイガーはトリミングで対処。

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EOS X5 + EF-S 55-250mm F4-5.6 IS (250mm, F5.6, 1/320s, ISO 400)

ホワイトタイガーは敷地内の一番奥の竹やぶの中にじっと座っていました。あまりにも遠くに隠れているので、素通りしている人も多かったくらいです。

何分か待ってみましたが動くことはなかったので、最望遠で撮影して後からトリミングで構図を作りました。短辺も長編も1/2位になっていますが十分な解像度が保てていると思います。

ライオンは絞ってローキー気味にかっこよく。

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EOS X5 + EF-S 55-250mm F4-5.6 IS (194mm, F8.0, 1/320s, ISO 200)

百獣の王ライオン。かっこ良すぎです。

この動物園では兄弟のオス二頭が比較的広いスペースに飼われています。檻などが無いので映り込みなどを気にせず直接写すことが可能でした。

毛の一本一本まで写せるようにF8に絞って、少しローキー気味に撮影しました。この写真のみRAWから現像。

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EOS X5 + EF-S 55-250mm F4-5.6 IS (250mm, F8.0, 1/400s, ISO 250)

正面から。かっこいい。

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EOS X5 + EF-S 55-250mm F4-5.6 IS (250mm, F8.0, 1/400s, ISO 250)

横顔もかっこいい。隣で見ていた少年が”What a beautiful beast!”と興奮していたのが印象的でしたが、私も同じ意見です。

ゴリラは哀愁たっぷりに。

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EOS 5D mark III + EF 24-105mm F4 IS USM (105mm, F4.0, 1/125s, ISO 1000)

ゴリラはガラス張りの比較的狭い空間で飼われていたため、他の動物と比べるとややストレスを感じていたようでした。ヒトに近い分そう感じてしまうだけで、他の動物も多かれ少なかれストレスは感じているのだと思うのですが。

中でもこのゴリラはずっと肘をついて考え事をしていたように感じました。その哀愁や悲哀を表現できるように、目が合った瞬間を捉えてシャッターを切りました。

カンガルーは逆光で神々しく。

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EOS 5D mark III + EF 24-105mm F4 IS USM (105mm, F4.0, 1/200s, ISO 100)

カンガルーが二匹、逆光の中で草を食んでいました。親子でしょうか?逆光に照らされた姿が神々しく感じたので、-2/3段の露出補正をして撮影しました。本当はもう少し良い構図になるまで待ちたかったのですが、娘がぐずったためここでタイムアップ。

まとめ

久しぶりの動物園でしたが大変楽しめました。特にアメリカの動物園は初めてだったのですが、開放的な雰囲気が大変良かったです。

年パスを購入してちょっとしたお散歩感覚で訪れる人が多いということですが、その気持ちもよく分かります。ゴリラを写生している人や、ベンチでゆっくりお弁当を食べてる人もいて、みなさん思い思いの過ごし方をされていました。大きな遊具も設置されていたので、お子様は一日中いても飽きないのではないでしょうか。

フランクリン公園動物園は通年営業していますが、冬場はやはり展示されている動物が少なく、また特に寒い日には一部の動物を厩舎から出さないこともあるそうです。動物が活発に活動する夏場にまた訪れてみたいです。