フェンウェイパークでボストンレッドソックスの試合を何度も見た私がメジャーリーグ観戦のポイントを写真付きでまとめたよ!

こんにちは!みなさんは生で野球観戦をしたことはありますか?ではメジャーリーグの試合はどうでしょう?これまでに何度もフェンウェイパークでボストンレッドソックスの試合を観戦してきたので、チケットの取り方から当日の準備、球場の雰囲気などを、写真を交えてお伝えしたいと思います。日本のプロ野球の試合とはまたひと味違う雰囲気があって、ルールを知らない人でも楽しめると思いますよ!

チケットを取ろう!

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まずはチケットを取りましょう。日本のサイトを通じて購入することもできるのですが、仲介手数料がかかるのでどうしても割高になってしまいます。メジャーリーグのチケットを取るというとどうしてもハードルが高く感じてしまうかもしれませんが、実は結構簡単なので自分で手配するのもおすすめです。席もピンからキリまでいろいろ選べますよ。

日程をチェック!

まずは試合の日程をチェックしましょう。レッドソックスの公式サイトからカレンダーを見ることができます。ここで、ホームゲームの日程をチェックしましょう。相手チームに日本人選手がいるとなお良いですね。

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公式サイトより2016年4月の試合予定を転載

日本からメジャーリーグ観戦にいらっしゃる場合には(フライトやホテルの手配もあるので)難しいかもしれませんが、ボストン周辺に在住の場合には、予想先発投手を見て観戦日を決めることもできます。先ほどのページから試合日をクリックすると、2週間程度先までの試合であれば予想先発投手が確認できるので、それを見て観戦日を決めるのもいいですよね。私はこれでレンジャーズとの試合でダルビッシュ投手が先発した試合を観戦することができました。

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もちろん、予想先発投手はあくまでも予想なので、天候不順や怪我などによって先発ローテーションがずれてしまうと変更されます。ご注意ください。

Stubhubでチケットをゲットしよう!

チケットはもちろん公式サイトからも購入できるのですが、大変手に入りにくいです。これは多くの場合発売と同時に転売業者がチケットを抑えてしまうからで、ここを見てチケットが売り切れているからといって観戦をあきらめないでください。いい席は手に入りにくくなりますが、多くの場合チケットは前日でも手に入るんです。

チケットはStubhubというサイトで入手できます。これはチケットの転売サイトで、メジャーリーグの試合にかぎらず、NBAなどの他のスポーツの試合や、コンサートのチケットも取り扱われています。もちろん自己責任で使用していただきたいのですが、私は今まで何度も利用してトラブルに合ったことはありません。ヤフオクのような個人取引ではなく、業者が出品しているものがほとんどです。また、トラブルの際はStubhubによる保証があるそうなので、少しは安心です。

転売とはいえ元値と比べて必ずしも高いわけではなく、需要と供給に応じて値段は変動し、試合直前などは定価割れもよく見られます。一方で、例えばレッドソックスファンが宿敵とみなしているヤンキースとの試合はすごく人気で値段が高くなりがちです。また、フェンウェイ・パーク名物のグリーンモンスターと呼ばれるレフトの高い壁の上の外野席はどの試合でも非常に高値が付いています。逆に、試合直前になってもチケットが残っている場合などは、定価割れしていることもよくあります。

このサイトでレッドソックスの試合を探し、お好きな日程をクリックしてください。次のような球場の模式図が現れるので、好きなセクションにマウスを合わせると、そのセクションからの眺めと、チケットの最低価格が表示されます。お好きなセクションを選ぶと下図のようになるので、そこから好きなチケットを選んでCheckoutをクリックすれば購入できます。

Stubhub

日本から購入する場合は、”Electronic”と記載されているダウンロードのチケットがおすすめです。ダウンロードチケットであれば購入後自分でプリントアウトして持っていけば済むので、チケットを日本に発送して貰う必要がありません。

私自身はStubhubを利用して今までトラブルに合ったことはありませんし、当日の観客のうちのかなりの割合がStubhub経由でチケットを入手していると思われますが、あくまでもご利用は自己責任でお願いします。

席を選ぶ際の注意点!

フェンウェイパークはメジャーリーグで一番古い球場で、設計上レフト側の距離がライト側よりもかなり短くなっているので、その代わりに壁を高くしてホームランになりにくくしてるんですね。上でも少し触れましたが、この壁のことをグリーンモンスターと言っていて、その上に僅かに座席が用意されています。この席はレッドソックスの熱狂的なファンが「一生に一度は座ってみたい」と思うくらいのレアチケットで、値段も高騰しているので入手するのはすごく難しいです。Stubhubでも出ていることはあるのですが、数千ドルついていたりします。

下の写真で中央の”COVIDIEN”と書いてある巨大な緑の壁がグリーンモンスター。その上の座席が噂のプレミア席です。はっきり行って見やすい席だとは思えませんが、確かにプレミア感は有りますね(笑)。

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また、日本のプロ野球の試合では、ホームのファンが座る席がライトスタンドと一塁側、とビジターのファンがレフトスタンドと三塁側と暗黙の了解として分かれていますが、メジャーリーグの場合にはそのようなことはほとんどありません。というか、ほとんどすべての席がホームチーム(フェンウェイパークの場合はレッドソックス)のファンで埋め尽くされています。なので安心してお好きな席をゲットしてください。逆にビジターを応援したい場合には強烈なアウェー感を味わうことになると思います。

最大の注意点はリミテッドビューシートの存在です。フェンウェイパークは100年以上前に作られた歴史ある球場で、設計が古いため、屋根を支えるための支柱が内野席の真ん中にあるんです。それで、席によっては”limited view”といって、バッターボックスやピッチャーにちょうど柱が被ってしまって試合を観戦しにくい席があります。ただし、このような席は割安だったりするので雰囲気を楽しみたいだけの場合には意外と狙い目だったりするかもしれません。

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上の写真は内野席の様子ですが、緑色の柱が何本も立っているのがわかると思います。この柱がバッターやピッチャーと被ってしまう席があるということです。これがあるのは”Infield Grandstand”と呼ばれるセクションなので、柱に邪魔されたくなければこれらのセクションは避けるほうが無難です。Stubhubで購入する場合には、上に示したサイトの図で「席からの眺めの例」に柱が入っていないセクションを選べば確実です。

フェンウェイ・パークへのアクセスは?

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フェンウェイパークはボストンの中心部に位置しているのでどこからでも行きやすいです。ボストン・ローガン空港からでもタクシーでチップ込みで35ドルくらいで着くでしょう。でも、フェンウェイパークで試合がある日にタクシーで球場に向かうのはオススメしません。道路がめちゃくちゃ混雑して近づけないからです。

オススメの交通機関は地下鉄です。アメリカで地下鉄に乗るというと怖いと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ボストンの地下鉄は比較的安全です。特に試合の日はフェンウェイパークに近づくに連れてレッドソックスのファンが増えていくので気持ちが盛り上がっていきますよ。最寄り駅はグリーンラインのKenmore(ケンモア)駅です。Fenway(フェンウェイ)といういかにもな名前の駅もあるのですが、球場からの距離は同じくらいなので、特別な理由がない限りはアクセスの良いターミナル駅であるKenmore駅を目指しましょう。駅から徒歩5分で着きますし、試合の日はユニフォームを着たり帽子を被ったりしたファンたちが球場まで列をなしているので迷うことはないでしょう。

当日までの準備はこれで完璧!

Take Me Out to the Ball GameとSweet Carolineを覚える

チケットが手配でき、球場への行き方がわかったら、当日までに是非何度も聞いておいて頂きたい歌が2つ有ります。1つはTake Me Out to the Ball Gameという曲で、メジャーリーグの試合では7回の表と裏の間に必ずと言っていいほど流される曲です。

もちろん歌詞を覚えていってみんなと一緒に歌ったらとても楽しいですが、上の動画で0:30からのOne! Two! Three!の部分だけでも一緒に叫ぶと一体感が増しますよ!

もう一曲はSweet Carolineです。この曲はRedsoxの応援歌のようになっていて、8回裏のRed Soxの攻撃の前に流れます。

これももちろん歌詞を覚えていったら楽しいですが、難しければサビの♪Sweet Caroline oh, oh, oh(上の動画で0:57~)のところと♪So good! So good! So good!(1:05~)とだけでも一緒に歌うと最高に盛り上がります!ちなみに上の動画はリミテッドビューの好例です。ホームにもピッチャーにも被っていないのでそれほど悪くはないですが、0:20辺りを確認して頂けると意味がわかって頂けると思います。

“Let’s go Red Sox” チャントを練習する

上の2曲は試合中の決まったところで流れるのですが、その他に観客が自発的に応援するときのチャント(掛け声)があります。それが”Let’s go Red Sox!”という掛け声なのですが、独特のリズムと抑揚があるので一度聞いておくといいと思います。攻守関係なく、レッドソックスのピンチやチャンスの時には大体若いお兄さんが最初に叫び始めて、みんなで合わせて応援するようになります。これも盛り上がるための重要なポイントです!

最初に音頭を取る人によっては、もっとゆっくりになったり早くなったりします。始まったら、是非一緒に声を枯らして応援しましょう!

カメラは望遠を!バックパックは要注意!

写真ブログなので撮影についても書いておきましょう。どの席から撮る時も、望遠ズームレンズは合ったほうがいいと思います。もちろん三脚は禁止ですが、カメラの持ち込みは禁止されていないので、お好きなカメラを持って行って撮りまくってください。

屋根のない内野席からなら、フルサイズ換算400mm程度のレンズがあればピッチャーやバッターを大写しにできます。私はフルサイズ対応の望遠レンズをまだ持っていないので、Kiss X5に55-250mmの望遠ズームレンズですが、十分撮影を楽しめました。ちょっとトリミングしたりもしてますが。

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レッドソックスで中継ぎ投手としての地位を確立している田澤純一投手。試合後にブルペンにいらっしゃったので「田澤さーん!」と叫んでみたらボールをプレゼントして下さいました。家宝です。

また球場はかなり開けているので、野球観戦の思い出的な写真としては広角のレンズもあったら面白いと思います。

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手荷物の注意点としては、ボストン・マラソンでの爆破テロ以降、爆発に用いられたとされるバックパックの持ち込みが各所で制限されています。フェンウェイパークにもバックパックでは行かないほうが無難だと思います。バックパック以外のかばんは別に禁止されていないのですが、必要最低限のなるべく簡単な装備で行くのがいいでしょう。また飲食物の持ち込みは禁止されているので、持って行かないでください。球場に入る前に手荷物チェックがあるので、飲食物は全て没収されてしまいます。

応援グッズを買おう!

球場前にはオフィシャルショップがあるので、そこで応援グッズを買うとさらに気持ちが盛り上がりますよ。

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オススメはキャップ。30ドル位で購入できます。これをかぶればあなたもレッドソックスファンの仲間入り!

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ちなみにワールドシリーズを制覇した2013年のシーズンは、選手がゲン担ぎでヒゲを伸ばしたことが話題となりました。ショップでも付け髭などのヒゲグッズが売られていて、ファンの間でも大流行しました。

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試合中はこうやって盛り上がれ!

フェンウェイパーク名物のホットドッグを食べよう!

フェンウェイパークの名物はホットドッグです。

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試合中には観客席に売り子の人が売りに来るホットドックもあるんですが、球場内の売店で購入する方が絶対美味しいので、ぜひ球場内の売店で購入してみてください!ちなみにマサチューセッツ州はとても厳しい州ですので、球場でちょっと一杯というときは写真付きID(パスポート等)で21歳以上であることを示さないと売ってもらえません。忘れずに持って行きましょう。

このようにポップコーンやピーナッツ、綿菓子などを売りに来るので、ちょっと買って食べながら観戦するのもオツなものです。ピーナッツやポップコーンは、売り子さんに手を上げると遠くから袋を投げてくることがあります。そのあとお金を徴収しにくるので(クレジットカードでは払えないので現金を用意しておいてください)、正直2度手間なんですが、投げてもらえると結構楽しかったりもします(笑)

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この人に向かって手を降ると結構長距離でもポップコーンの入った紙袋を投げてきます!

やじが無い!鳴り物もない!歓声とため息で一体となろう!

国会斉唱が終わったらいよいよ試合開始です。日本のプロ野球と大きく違うのは、いわゆる「応援団」がいなくて鳴り物が無いということです。日本の野球といえば、甲子園からプロ野球まで、鳴り物による応援があるのが普通ですが、メジャーリーグでは全くありません。代わりに観客が息を飲む瞬間や、歓声、ため息、どよめき、そういったものがよりダイレクトに響いてくる感覚があります。特にアメリカの人たちはリアクションが大きい傾向があるので、すごく一体感がありますよ。私は幸運にも2014年のシーズンのレッドソックスの地区優勝シリーズを見に行くことができたんですが、David Ortiz選手のホームランによる大逆転の瞬間には隣の人とハイタッチやハグをして盛り上がりまくりました。長く4番を務めたOrtiz選手も来季2016年のシーズンを最後に引退とのこと。残念ですがお疲れ様でした!最後まで応援してます!

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もう一つの違いは、ヤジを飛ばす人がほとんどいないということです(もしやったら周りにブーイングされるでしょう)。これが私がメジャーリーグ観戦を楽しめる理由の1つかもしれません。今は分かりませんが、幼少期に日本のプロ野球を見に行った時には結構ひどいヤジを耳にして嫌な気分になったものですから。もちろん、明らかに怠慢なプレーや、相手チームのラフプレー、審判の微妙な判定などに対してはみんなでブーイングをしますが、プレーヤーに対するリスペクトが雰囲気として感じられるのが好きです。

ピンチやチャンスの時には、応援歌の代わりに上で予習した”Let’s go RedSox!”の掛け声が始まります。手拍子と合わせて盛り上がりましょう!チーム全体ではなく個人を応援したいときは”Come on KOJI!”のように応援してあげて下さい。

さらに、7回と8回には上述のTake me out to the Ball GameとSweet Carolineを歌えば、盛り上がりは最高潮に達します!勝ちゲームではクローザーとして上原浩治投手が出てくるので、日本人としては最高の瞬間です!

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ちょっと注意点

試合観戦に際してちょっと注意点を。まず、ドームではないので、雨が降ると濡れます。内野席の一部には屋根が有りますが、後ろの方の席なので観戦しやすさとのトレードオフになります。また季節によっては寒かったりするので防寒具の準備もお忘れなく。日中暖かくても日が落ちると急に寒くなったりします。

雨といえば、ドームではないので激しい雨が降っている、または予想される時は、試合が延期されたりします。風雨の激しい日はホームページで試合が決行されるかどうかをチェックしてください。延期の場合には同じチケットで入場できるようになるらしいので、延期になってもチケットは捨てないでとっておきましょう。

天候に左右されてしまうのは残念ですが、青空の下で見るメジャーリーグの野球は最高です!ぜひ楽しんでください!

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試合前に球場の空を飛ぶ飛空船。みんなが見上げるので広告としてよく飛んでいます。

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青空から夕焼けに変わり、ナイターに切り替わっていく空模様を楽しめるのも魅力の1つ。

まとめ

私も日本ではそれほどプロ野球を生で観戦していたわけではないのですが、こちらに来てからは毎シーズンのように観戦しに行っています。アメリカの文化やこちらでの生活を体験していただけるので、日本から友人や家族が訪ねてきてくれた時はなるべく連れて行ってあげるようにしています。皆さん、大変楽しんで満足していただけていると思います。

もちろん、私自身何度行ってもとても楽しいのです。人種や宗教の壁を超えて、ただ地元ボストンを一体となって応援する一体感。みんなで声を上げながら応援して、一緒に息を飲む興奮はなかなか味わえない経験です。こちらに来た直後には言葉や文化の違いに戸惑って疎外感や孤独感を感じることも多かったのですが、おおげさですが野球を通じてみんなで一体となることで、そして日本人選手の活躍を目のあたりにすることで、このコミュニティーの一員として認められたような感じすらするのです。

というわけで、フェンウェイパークでのレッドソックス観戦のすすめでした。ボストンにいらっしゃった際はぜひ観戦に訪れてみてください。最後にもう少し写真をご紹介して結びとさせていただきます。Let’s go Red Sox!

練習を終えブルペンに引き上げる田澤投手(左)と上原投手(右)。

2013年はボストン・マラソンでの爆破テロがあり、ボストン市民の、そしてスポーツを愛する人々の間に大きな恐怖が生じました。そんな中、”Boston Strong”を合言葉にみんなが団結し、そしてレッドソックスがワールドシリーズを制覇したことは、大変印象的でした。

力投する田澤投手。

来季限りでの引退を表明したOrtiz選手。ホームランを打ってダイアモンドを一周した後に見せるポーズがかっこいい。